2003.07.04 更新
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第2回 NIIGATA
−ゴスペル・ボーカル教室−

Lesson-2.
声の表現力
〜深くかろやかに賛美する〜
2003年3月16日
Gospel
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第2回 ゴスペル・ボーカル教室 2003年3月16日(日) 講 師 エゼキエル北島
 【Lesson-2. 声の表現力〜深くかろやかに賛美する】

  ※9個の音声ファイルに分割しています。 メニューをクリック!
■呼吸とからだのリラックス(2.1MB、9分、講議メモ
■呼吸を深くする練習(1.7MB、7分講議メモ▼
■柔軟体操(歌う前の下ごしらえ1)(0.7MB、3分講議メモ
■声を出す(歌う前の下ごしらえ2)(0.7MB、3分講議メモ
■聴いた音の高さにあわせる(3.3MB、14分講議メモ
■声を一つにするために(1.7MB、7分講議メモ
■マイクの扱い方(3.2MB、13分講議メモ
■実践練習1〜「主よあなたの十字架で」(2.4MB、10分講議メモ
■実践練習2〜「国籍は天にあり〜西坂の丘から〜」(4.2MB、17分講議メモ


これまでのゴスペル教室一覧 ▼
ゴスペル・ボーカル教室の日時・会場・連絡先 ▼



【Lesson-2. 声の表現力〜深くかろやかに賛美する】
   <講議内容のメモ>
     
※タイトルをクリック! 音声を聴きながら参考にどうぞ。

■1 呼吸とからだのリラックス(2.1MB、9分

深呼吸
吐く時にリラックスしていく
歌う時に使う呼吸に関わる筋肉をほぐしていく
吐きながら、からだもゆったりさせていく
顔の筋肉のリラックスのさせ方
顔をぎゅっと緊張させた後、だらんとさせる
緊張は短く、弛緩はゆっくり
瞬間的にからだをリラックスさせる方法
緊張したままだと呼吸をコントロールできないので歌えない
歌を歌う時にリラックスする
からだや顔をリラックス
日常生活で、緊張(吸う)を短く、弛緩(吐く)を長くする



■2 呼吸を深くする練習(1.7MB、7分

呼吸のしくみについては第1回(3/9)を参照ください
肺活量は平均ペットボトル2本分(3〜4リットル)
ところが日常では10%しか使っていない
運動すると深い息になる
歌う時には深いゆたかな息で歌う
そのためには呼吸を開発する必要がある
日常生活での呼吸の訓練
深い息で生活する
ピークフロー:1秒量(1秒間に吐く息の量)
息のいきおいを開発する
息だけで歌う練習によって、呼吸を深くする
腹式呼吸でなければ息を強く押し出せない
歩きながらでも自宅でもできる
ただし声帯に負担をかけて枯らさないように
声をつぶすと自然な状態で賛美できないので



■3 柔軟体操(歌う前の下ごしらえ1)(0.7MB、3分

足を肩幅より少し広げる
ひざは少し曲げてやわらかく屈伸できる状態
胸をかがめたりそらしたり(腰ではなく)
手をぶらぶら
両手を上にあげて、横にひっぱってわきをのばす
両手を組んで上にのばす
深呼吸でリラックス
賛美する前に各自がからだをリラックスに持って行く




■4 声を出す(歌う前の下ごしらえ2)(0.7MB、3分

腹式呼吸については第1回(3/9)をご参照ください
まず肺の中の空気を全部吐き出す(横隔膜が上がって行く)
その時からだをゆるめるとストンと空気が入る(横隔膜が下がる)
腹式呼吸がいちばん息をコントロールできる
長くじっくりなめらかに吐き出すことができる
その息を使ってふあっとした音を出す
音を出す時にリラックスするという神が造られた自然な状態に戻る練習
料理みたいにここまでが下ごしらえ
そのうえで音を出して行く



■5 聴いた音の高さにあわせる(3.3MB、14分

一つの音を出す(F=ファの音あたりの出しやすい音の高さで)
声の出し始めはかたいが、出して行くと、息が通って行って、あたたまって、やわらかい音が出るようになる
ゆたかな声が出るように
音を聞いて、それに自分の声のあわせる練習
ピアノの音よりも声の波形は微妙に波打っている
それを平均してピアノの音(たとえばF=ファの音)にあわせて行く
「音痴」ということばがあるが、ほんとうは一人ひとりの声は神がよいものとして造られている
声を出す練習をしていけば一つになれる
あわせようと思う音にくらべて、低め(フラット)の音を出すと音がはずれていると感じる
あわせられないのは、呼吸をつかさどっている筋肉などの使い方に慣れていない状態
逆に、高め(シャープ)ぎみにするとへただとは聞こえないが、緊張した感じ、ブリリアントな明るい感じの音になる
ソロの場合はいいが、みんなでやると音がまざってしまうことも
ピアノの調律は通常、A(ラ)の音を440Hzにあわせるが、クラシックホールのピアノの場合、A(ラ)の音を442Hzにあわせて、明るい感じを出している
クラシックのボーカルでは高度な技術でシャープぎみに発声して輝いた音で一致できるが、私たちは自然に音を一致させていく



■6 声を一つにするために(1.7MB、7分

聞いた音にあわせて声を出す
ランダムな高さの音にあわせる
聞いた後あわせるので少し遅れるが、できるだけ早くあわせる
人間のからだはピアノのようにここを押せばこの音が出るという機械ではないので、最初は正確でないのがふつう
しかし訓練していくとできるようになる
しゃべることも慣れたので、より複雑な感情を表現できる発音ができるようになった
それと同じように練習して慣れて行く
最初に違う高さの音を出して後で音をあわせていくことから、 音の高さを正確にする訓練へ
声を一つにするため

「どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。それは、あなたがたが、心を一つにし、声を合わせて、私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえるためです。」(ローマ人への手紙 15:5-6)



■7 マイクの扱い方(3.2MB、13分

声は声帯で小さく震えた音が、のどやあごの骨、口腔、鼻腔をふるわせて大きい音になる
声のしくみと発音と口のかたちについては第1回(3/9)をご参照ください
口が声のスピーカーであり出口だが、どこが声の終着点かというと、聞いている人の耳 (もちろん、霊的には神様ですが)
マイクを使うと語りかけるようにお話することもできる
口がたしかに声の出口だが、それをマイクでひろう
マイクの中身には電極のようなもの小さい板があって、空気の振動をひろって、それが電気的に拡声される
高級なマイクは正確に音を再現できる
歌を聞いておられる方に届けて行く必要があるので、マイクの扱い方は重要
たとえば、SHURE(シュアー)のSM58(いわゆるゴッパー)は単一指向性マイク
マイクは口に対して垂直に持つ
口が上に向くと垂直のまま上に(小さいペットボトルを飲む時のように)
単一指向性マイクの場合、マイクを立ててしまうと、マイクが口の横を向くことになり、音が遠くなる
マイクは意外に重いので、小指と親指にのせて持つロックボーカリストのような持ち方もある
マイクスタンドにささっている場合も、声を届けるために、声がマイクに入るように工夫する
マイクによって表現力は増した
かそけき小さい声でも微妙な表現のまま届けることができる



■8 実践練習1〜「主よあなたの十字架で」(2.4MB、10分

「主よあなたの十字架で」(ヨシア佐々木さん作詞・作曲)「やすらぎの歌・第2集」CD/歌集 収録曲
かろやかさを体験する
いわゆる歌い上げる曲というより、ひらめくような音符の連続が特徴
年齢には関係ない
慣れてないだけ
裏でのるビートを初めて開発したといわれるファンクのジェームス・ブラウンさんは高齢になっても、ずっと16ビートでやっている
からだの刻み=ノリが教会で一致すると一つの流れが伝わって行く
8(エイト)ビートでのることもできるが、CDのように16(じゅうろく)ビートでからだを刻んでのることも慣れればできる
小刻みになるとテンポが速くなるかというとそうではない
小刻みに刻みながら、ゆったりすることができる
全体のグルーヴ(ノリ)にのってないと、調子はずれに
「私はこれでやるんだ」と歌うとあわなくなる
かろやかで空を飛んでいるようなさわやかな曲、イエスさまの愛が現わされている曲
曲の裏にあるリズムの刻み方があり、それにのっていく時、自然にのることができる



■9 実践練習2〜「国籍は天にあり〜西坂の丘から〜」(4.2MB、17分

「国籍は天にあり〜西坂の丘から〜」(松田美奈子さん作詞・作曲)「やすらぎの歌・第2集」CD/歌集 収録曲
この曲も歌い上げる感じというより、細かい音符が多くあることによって、ひらめくようなかろやかな感じの曲
中身は非常に深いが、それをあえて深い感じで歌いあげる感じにしないで、かろやかな曲にのせている
聞く側に押し込んでこないだけ、逆に説得力があり、じわーっと入ってくる
細かいかそけき音がならんでいて、音程がひらひらっと上り下がりして、時々シンコペーションで音がのびたりしながら、軽妙な感じで続いて行く
これがさわやかさにつながっている
情念をこめるというよりも、淡々と賛美していく
その中で歌詞の力強さが
26聖人も弱さの中で淡々と十字架を負って、殉教をとげていった
心をこめる必要があるが、いわゆる情念をこめるように歌うと逆効果になる
天の臨在の天の賛美だから
作曲者に神さまが与えられた感じをとらえながら賛美する
よくやりがちなのが、8(エイト)ビートで刻んでしまうが、もっとゆったりした静かなリズムの刻み
そのなかでひらひらひらっと美しい音符の高低がのっている
一致して行く練習
「十字架」とか「人々の涙と祈り」という歌詞があると、人はどうしても感情をこめたくなるが、逆に淡々と賛美して行くと神さまが働かれる
イエスさまもエルサレムに入城される時、ろばの子に乗られた
私たちの賛美はろばの子のようなもの
私たちが自分の力で声を張って歌い上げて、気持ちいいぞと感じても、かならずしも、イエスさまのすばらしさ、感動、愛が伝わらないことが多い
我が出る、自分が出ると伝わらない
感情表現はむずかしい
自分がここを感動したんだから、そこを伝えたいという気持ちはわかるが
最初はそれをストレートに表現してもいいが、一致していく時に、表面的にではなくより深く「ほんとうに私はここで感動したんです」と受け取れると深く表現できる
「こうなんですよー!」と表面的に旗立てて、「ここを聞いてください!」というのではなくて
「私はほんとうにそこで人々の涙と祈りをそこで感じたんだ」「天国の臨在の賛美をそこでほんとうに聞いたんだ」「十字架の恵みはほんとうにすばらしいんだ」という歌詞の世界の中で深い体験をすると、深みのある賛美になる
人を感動させようとか人に伝えようとかという気持ちはあっていいが、それが先走って、練習を積んでいない状態で歌にのせようとするとぎくしゃくするし、一致がとれないし、人間的な部分が出てしまう
そういう種類の曲は世にある
ゴスペル、賛美というのは、神さまの臨在が現わされるもの




◆これまでのゴスペル教室一覧◆ 

各回のレッスン内容をひとことでわかるように、メインテーマを載せることにしました。ご参考にどうぞ。

  「レッスン内容別さくいん」のページをつくりました。ご参考にどうぞ。
   
また、<第2シーズン=ハーモニー編>
も始まっています。よろしくお願いします。

【NIIGATA ゴスペル・ボーカル教室】

第 1回 2003年 3月 9 日(日)【息で歌おう。ノリで歌おう】
第 2回 2003年 3月16日(日)【声の表現力〜深くかろやかに賛美する】
第 3回 2003年 3月23日(日)【聖霊さまの働きをじゃましない賛美 〜音程とグルーヴの流れをとらえる】
第 4回 2003年 3月30日(日)【力強く、静かに賛美しよう 〜16ビート/8ビートで刻む賛美の流れ】
第 5回 2003年 4月 6 日(日)【「自由な賛美」のために〜胸と頭部を響かせて】
第 6回 2003年 4月13日(日)【声を開発し、からだを解き放つ〜主の前にすすみ出る賛美のために】
第 7回 2003年 4月20日(日)【主の前に自由に賛美する〜頭声、胸声、ミックスボイス】

第 8回 2003年 4月27日(日) 録音機材が不備だったため、音声ファイルがありません。
第 9回 2003年 5月 4日(日)【主への賛美を響かせて〜声の立ち上がりとからだの響き】
第10回 2003年 5月11日(日)【主の臨在の前の賛美の表現〜音程の正確さとビブラート】
第11回 2003年 5月18日(日)【賛美の響き、共鳴する声〜リラックスしたのどとからだで】
第12回 2003年 5月25日(日)【北陸予選・直前練習(1)〜GRACE4 plays 「王なるイエス」】
第13回 2003年 6月 1 日(日)【北陸予選・直前練習(2)〜主の臨在が現わされる賛美へ】
第3回 ゴスペル賛美大会 北陸予選 2003年6月6日(金)
 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)
      結果発表(1位 Livin' Flow、2位 Life on the River)
       
▲各チームの賛美を音声で聞けます。映像ファイルもあります。

第14回 2003年 6月 8 日(日)【一致していく賛美へ〜神への祈り、息、そしてほめ歌】
第15回 2003年 6月15日(日)【主の前にひとつになる賛美〜息、声、動きを一致させる】
第16回 2003年 6月22日(日)【霊の賛美を届けるために〜礼拝するこころとからだの表現】
第1-17回 2003年 6月29日(日) ★小松・富山聖会のため、音声ファイルがありません。
第1-18回 2003年 7月 6 日(日) ★パトモストルコチームのため、音声ファイルがありません。
第1-19回 2003年 7月13日(日) ★パトモストルコチームのため、音声ファイルがありません。

第1-20回 2003年 7月20日(日) ★白馬全国大会直前練習のため、音声ファイルがありません。
第1-21回 2003年 7月27日(日)
★白馬全国大会直前練習のため、音声ファイルがありません。

第3回 ゴスペル賛美大会 全国大会 2003年7月29日(火)

     ▲ ホテルグリーンプラザ白馬(要・事前申込)


この後も教室は続く予定です。





【 NIIGATA ゴスペル・ボーカル教室 】

日   時  毎週・日曜日 午後3時から4時30分
★隔週でも、また、ご都合のよい日だけ参加というのでもOKです。
会   場  
北 部 総 合 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 3 階 資 料 室
地図はこちら
講   師  エゼキエル北島
参 加 費  無 料(いまのところ!)
★1日体験受講者募集中!

    
新潟市のお近くの方、ぜひご連絡ください。
ezekiel@rt.holy.jp またはTEL 090-6683-7931(北島)まで



このページでは、いのちの水の川教会で
毎週、日曜日の午後に開かれている
【ゴスペル・ボーカル教室】 の練習の内容を
そのまま音声で
お聴きいただけます。

ゴスペルミュージックをともに歌うことで、
日頃のストレスを忘れ、
リラックスして、からだと声を解放し、
お1人おひとりに与えられている
声のよさを知っていただき、
そのよさを活かしながら、
みんなでひとつになって歌うことの喜びを
体験する教室です。

ゴスペル・ボーカルの神髄は
ともにあつまって、
一つになって
同じゴスペルを歌うことにあります。
お聴きになり、
興味をもたれた方はぜひご連絡ください。
どなたでもご自由に参加できます。

参加費はいまのところ無料です。
年令や性別などの制限はありません。
ゴスペルに関心のある方、ゴスペルを歌いたい方、
歌がうまくなりたいという方、音楽が好きな方なら、
小学生からご年輩の方まで、どなたでもだいじょうぶです。
さあ、ごいっしょにゴスペルに親しみましょう。

練習の成果は、新潟市で持たれる
ゴスペルコンサートで発表していただくことになります!

また、毎年、7月にホテルグリーンプラザ白馬にて開催されている
「全国ゴスペルコンテスト(賛美大会・全国大会)」
の参加もめざします!

(その前に、6/6(金)に新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)で行なわれる
第3回ゴスペルコンテスト北陸予選に出場します。)

あなたも、日常生活に新風を吹き込ませ、
ゴスペルのある新しい生活にチャレンジしてみませんか?



新潟市のお近くの方、ぜひご連絡ください。
ezekiel@rt.holy.jp またはTEL 090-6683-7931(北島)まで。

また、北陸地区(新潟県、長野県、富山県、石川県)にお住まいの方にもチャンスがあります。ご連絡ください。
ezekiel@rt.holy.jp またはTEL 090-6683-7931(北島)まで。


プロをめざされる方、もっと高度な学び、訓練を希望される方は、
東京で開催されている「佐藤豊久氏による賛美特別講座」
(毎週土曜日 AM11:30〜PM1:20、場所:東京アンテオケ教会、月謝:月額6000円)
もあります。
東京のお近くの方は東京アンテオケ教会のホームページでお確かめください。






その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、
その鼻にいのちの息を吹き込まれた。
そこで、人は、生きものとなった。

創世記 2:7


そのとき、主は仰せられた。
「息に預言せよ。人の子よ。
預言してその息に言え。
神である主はこう仰せられる。
息よ。四方から吹いて来い。
この殺された者たちに吹きつけて、
彼らを生き返らせよ。」

エゼキエル書 37:9




このページのアニメ画像は一つの石のフリー素材を使わせていただきました。



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